【ハイライト】第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選小山ー井出戦(千日手局)

今回は、2022年(令和4年)9月13日に行われた第16回朝日杯将棋オープン戦一次予選、小山怜央アマ対井出隼平五段戦(千日手局)をハイライトでお送りします。
棋譜利用の許可を下さった主催者様に感謝申し上げます。

主催:朝日新聞社、日本将棋連盟

先手:小山怜央 アマ
後手:井出隼平 五段

戦型は後手の井出五段が角交換振り飛車の注文に対して小山アマが堂々と立ち向かう格好に。

▲7七角と打つのは対抗形では必修の自陣角となります。

上図では▲5五歩も有力でしたが、本譜は素朴に▲4四同角と取りました。
ここから少しずつ先手がリードする展開となっていきます。

上図では
▲2四桂△2三金▲4五桂
も有力で、△4四歩には▲3三歩が継続の攻めとなります。

実戦は
▲5五歩△同歩▲同角△7三桂
▲5八飛△5一飛▲7七桂△5四歩
▲6六角
と進んで下図

後手からは
△6五桂▲同桂△6四歩
が有力なところ。

本譜は△4四銀としましたが、
▲5二歩△同飛▲6四歩
が次に▲5六桂をみて好便。

先手優勢となりましたが‥

上図では▲6八飛と逃げるのが有力でしたが、本譜は▲6四角成。

以下△5八歩成▲6五桂に△8一桂から千日手となりました。

将棋盤

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