【観戦記】変態vs王道戦法棋戦3 第9戦

今回は、変態vs王道戦法棋戦3 第9戦の観戦記をお送りします。

本局では「角交換四間飛車」使いが登場。
王道戦法チームの勢いを止められるか?

先手:あんぱん 三段(変態戦法チーム六将)
後手:将棋指しのアーニャ 三段(王道戦法チーム八将)

初手から以下

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △8四歩
▲4八玉 △3二金 ▲1六歩 △1四歩
▲3八玉 △4四歩 ▲2八玉 △6二銀
▲3八銀 △4二銀 ▲9六歩 △5四歩
▲7五歩 △5三銀左 ▲7八飛 △6四歩
▲6八銀 △6三銀 ▲5八金左 △7二金
▲6六歩 △9四歩 ▲6七銀 △4三金
▲4六歩 △4二玉 ▲7六銀 △3三角
▲8六歩 △3二玉


先手の四間飛車に対し、後手は金銀を上部に並べる意表の作戦を採用。

どちらが変態戦法なのか分からなくなりますね苦笑

上図以下
▲7七角 △8三金▲8八飛 △7四歩
▲同 歩 △同 金▲7五歩 △7三金
▲8五歩 △同 歩▲同 銀 △8四歩
▲7六銀 △8三金▲3六歩 △7三桂
▲4七金 △5五歩▲5六歩 △同 歩
▲同 金 △5四歩▲4七銀 △2四角
▲2六歩 △3三角▲3七桂 △2二角
▲3八金 △3三桂▲6八角


▲7七角と向かい飛車を狙ったのに対し、△8三金と更に金を上げて先受けしました。

先手は5筋、8筋の歩を持ち歩にして戦機を待ちます。

上図以下
△7四歩 ▲同 歩 △同 銀▲7五歩
△8五銀 ▲8七銀 △9五歩▲同 歩
△7六歩 ▲8六歩 △4二金▲8五歩
△同 桂 ▲7六銀 △7三金▲8六歩
△4三金 ▲8五歩 △同 歩▲同 銀
△8四歩 ▲7六銀 △6三金▲9四歩
△9二歩


上図では待機戦術を徹底して先手がどう打開するか見てみたいところでした。

本譜は△7四歩と動いていきましたが、▲8七銀が冷静な銀引きで銀を捕獲することに成功。
後手は暴れるよりありませんが、かなり分の悪い戦いです。

上図以下
▲9五桂 △7三金 ▲7四歩 △8三金
▲同桂成 △同 飛▲7二金 △2四歩
▲7三歩成 △同 飛 ▲同 金 △7五歩
▲6七銀 △7六桂▲同 銀 △同 歩
▲8四飛 △6七銀 ▲8二飛成 △4二銀
▲8六角 △5六銀成▲同 銀 △5七金
▲4七銀打 △7七歩成 ▲同 桂 △9三歩
▲6四角 △9四歩▲7二飛 △5六金
▲4二角成 △同 金 ▲同飛成

まで125手で先手の勝ち

▲9五桂が価値を焦らない一手で、飛車を活用して確実にリードを広げていきます。

後手は反撃のとっかかりがなく、あんぱん三段の勝利。
4戦振りの変態戦法チーム勝利となりました。

将棋盤

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