将棋倶楽部24奮闘記(令和5年1月29日~2月第1週)

はじめに

1日1局の対局&振り返りを始めてから5週目に入りました。
先週は中終盤が冴えず負け越しとなってしまいました。

今週は勝ち越しを目指してがんばります。

1月29日(後手ショーダンオリジナル対棒銀)

上図は先手が棒銀に構えてから角道を開けたところ。

ここで△2二銀としましたが、壁形になってしまうので単に△3三桂が優りました。
このあたりから序盤の精度を上げたいところです。

少し不利に進んでいましたが、▲8六飛は攻めを急ぎました。

△9五角の準王手飛車が狙いの一手で、ここからペースをつかみ勝つことができました。
(余談ですが、△6四角の両飛車取りが最善でしたが見えていませんでした)

1月30日(先手中飛車対袖飛車)

飛車先を受けようとしたところで▲5四歩と突っかけてきたところ。

実戦は△4三金としましたが、▲5五銀と調子よくぶつけられる手を与えてしまうため危険でした。
代えて△5四同歩とし、
▲5四同飛△4三金▲5八飛△4五歩
と角を生かす手順に進めるのが優りました。

前図から少し不利くらいで維持していましたが、△6四銀がリスクの高い受けでした。

▲6四同角~▲6三銀、▲5二銀打とガジガジくる攻めを軽視しており、一気に劣勢になってしまいました。

しかし、そこから先手が決め手を逃して逆転勝ちとなりました。

1月31日(先手ショーダンオリジナル対ガッチャン銀)

5筋位取りに対し、後手が積極的に銀交換にきたところ。

実戦は手拍子で▲4七金と上がってしまいましたが、ここでは後手陣の不備を突いて▲5四歩の突き出しが優りました。
角の活用を図るとともに△5四同銀には▲3五歩を用意しており、これなら先手は優位を築けていたでしょう。

中央に勢力を集めて上図。

ここで単に▲5四歩としましたが、▲2四歩~▲2二歩が優りました。
△2二同角と取ってくれれば角が浮くので▲5四歩がより効果的になりますし、△3三桂には▲同桂成~▲2一歩成と削っていけば先手十分でしょう。

本譜は淡白な攻めになってしまいましたが、うまく刺さって一気に押し切りました。

2月1日(先手ショーダンオリジナル対ひねり飛車)

ひねり飛車に対して囲いあいになった一局。

上図から▲8五桂と積極的にいきました。
代えて▲5七角とじっくり構えておくのも有力でした。

実戦は△8二玉と受けてきたため▲9三桂成から有利になりましたが、△7四金とかわし気味に指されるのは気にしなければいけませんでした。

しばらく進んで終盤の入り口。
ここではじっと▲8五馬と引いて相手の攻め駒を攻めるのが有力でした。

実戦は▲7四桂と寄せを急いでしまったため形勢不明に。
ここからペースをつかまれて逆転負けを喫しました。

2月2日(後手ショーダンオリジナル対角交換)

本局はショーダンオリジナルを指向にいったのに対し、先手が角交換して外してきました。

ここでは△8六銀と▲8七歩を強要するのが有力だったのですが、△8六飛と中途半端な手を指してしまいました。
△8四飛と引く余地を残したわけですが、先手は▲8七歩と打つ必要がなくなったのが大きいところ。
実戦この後△8二飛と引いたところで▲8三歩~▲5六角と打たれ、見事にとがめられてしまいました。

しかし、先手がこの後攻め間違えてしまったため、カウンターを決めて拾わせてもらいました。

2月3日(先手ショーダンオリジナル対雁木)

雁木に対してうまく仕掛けて上図。

ここで▲3四銀と指して△2二銀には▲2四歩や▲2三銀成をみていましたが、△9六歩と攻め合いに持ち込まておかしくしました。

代えて▲3四歩が有力で、△2二角には▲5四歩と角のラインを通せば桂馬の活用も図れました。

その後持ち直して先手優勢となりましたが、上図から▲6四角が落手。
△9八飛成が次に△8九銀が激痛で負けにしました。

代えて▲4四歩と角を取らせている間に攻め込むべきでした。

2月4日(先手三間飛車対袖飛車)

先手が中飛車模様の出だしをみせたので袖飛車に構えたところ、三間飛車に方針を変えてきました。
上図で△7三桂とこちらも袖飛車にこだわらない指し方を選択しました。

代えて
△7五歩▲同歩△同銀▲7六歩
と仕掛けるのも有力。
そこで△7七歩と手筋で攻めていくのもありますし、△6四銀と引いて△5四歩と突くのも有力でした。
△7五歩を入れずに単に△5四歩もあるのですが、銀バサミを狙って▲6五歩と突かれるのが気になります。

じっくりと囲い合う展開となった序盤戦。

ここで△2二玉と雁木を目指しましたが、危険な一手でした。
▲4五歩と仕掛ける手が生じ、最終的に▲6五歩と突く手が銀取りかつ角道を通す手になります。

△6四銀・△7三桂型は優秀な振り飛車の構えではありますが、▲6五歩が常に気になる筋になるのが嫌なところですね。

なんとか後手が盛り返して上図。

ここでは
△3六歩▲2五桂△同桂▲同歩
と進めるのが有力でした。
次の一手が見えずに見送ったのですが、△6四角とコビン攻めを展開すれば後手が指せたようです。

実戦は△4五歩としましたが、▲4四金打が痛打となり負けにしてしまいました。

おわりに

月末は調子よく指せましたが、月が変わってからは手が冴えずトータルで勝ち越しが精一杯でした。
来週はもう少しいい内容になるようがんばります。

総合 4勝3敗(通算21勝14敗)
1月 20勝11敗

相居飛車戦     3勝2敗(通算14勝6敗)
対四間飛車         (通算5勝4敗)
対中飛車      1勝0敗(通算1勝1敗)
対三間飛車(袖飛車) 0勝1敗
対石田流          (通算0勝1敗)
対力戦振り飛車       (通算1勝1敗)

先手番 1勝2敗(今年通算10勝9敗)
後手番 3勝1敗(今年通算11勝5敗)

タイトルとURLをコピーしました