【オセロ研究】こうもり定石ー白8手目の考察

※本サイトでのオセロ研究は序盤を中心に気になった変化を私なりに言語化を図ったものです。
 実績のない者の研究であるため、間違った解釈があるかもしれませんがご了承ください。

テーマ図

上図は「こうもり定石」と呼ばれる変化。
牛定石からの派生となります。

白8手目はg3が最善とされていますが、今回はなぜこの手がいいのか考察していきます。

考察

本ケースでは最善手の優秀性を語るよりも、他の手の懸念点をあげていったほうが分かりやすそうです。

まず、白d3には黒d6とされます。
典型的な中割りをくらっては白面白くないでしょう。

「敵の打ちたいところに打て」とばかりに白d6と打つのは、黒g6と返されます。
白は続くしっくりくる手がなく、悩ましい局面といえそうです。

f3g6の進行は有力ですが、白g3と比較すると単純に返した石が1つ多いのがマイナスといえそうです。

各手を比較し、上図白g3が次の黒の着手を悩ませて最もいい手といえそうです。

ただ、最善以外の手も互角の域を超えませんし、最善手を打っても楽に勝てるわけではないのも確かです。

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