今回は、△４七角成の変化をみていきます。
上図では部分的には▲１四歩が本手ではありますが、馬を作られていますので▲２四歩と激しくいきたいところです。
ここでは後手に２つの手が考えられます。①△２四同歩②△１五香 本投稿では①△２四同歩をみていきます。
△２四同歩以下▲１二歩△同香▲２四銀△同銀▲同飛△２三銀▲１二香成△同玉▲２八飛△２四歩▲１五銀△１三歩▲４一角△５三金▲３二角成△同飛▲２四銀△同銀▲同飛△２三香(結果図) ▲１二歩は香車を取った時に王手になるようにした小技。▲４一角は駒損の攻めになってしまいますが、玉形を薄くするのが狙いです。
結果図は飛車を捕えた後手良しにみえますが、意外と難しい形勢。先手は▲４一銀や▲３四飛～２二歩、単に▲２二歩などで飛車に働きかけて手を作りにくることが予想されます。後手としては猛攻を凌ぎきれるかの将棋となりそうです。
