今回は、変態vs王道戦法棋戦3 第8戦の自戦記をお送りします。
いよいよ私の出番となりましたが、はたして結果は‥
前大会では王道戦法チームで出場しましたが、今大会では「ショーダンオリジナル」をひっさげて変態戦法チームでの参戦です。
先手：将棋指しのアーニャ 三段
後手：つなよし
初手から以下
▲７六歩 △６二銀 ▲６六歩 △５四歩
▲７七角 △５三銀 ▲６八銀 △８四歩
▲６七銀 △８五歩 ▲２六歩 △３二金
▲２五歩 △４一玉 ▲３六歩 △３四歩
▲３七桂 △４二銀上 ▲４八銀 △５五歩
▲４六歩 △５四銀 ▲４七銀 △６四歩
▲２四歩 △同 歩 ▲同 飛 △２三歩
上図以下
▲２九飛 △５二金 ▲２四歩 △同 歩
▲同 飛 △２三歩 ▲３四飛 △６三金
▲３五飛 △７四歩 ▲２五飛 △７三桂
▲７八金 △６五歩 ▲５八玉
上図から▲３四飛なら△４四角から飛車を取りに行く予定でした。
本譜は△５二金をみてから▲２四歩と歩を合わせて時間差で横歩をとりにきました。
金が上がっていると▲７一角が生じてしまうため、△６三金と自重しました。
上図以下
△４四角▲４八金 △３三桂 ▲２九飛
△６六歩▲同 角 △８六歩 ▲同 歩
△６五銀▲８八角 △６六歩 ▲同 銀
△７六銀▲５五銀 △５三角 ▲６四歩
△同 金▲同 銀 △同 角 ▲６三金
△４四角～△３三桂は▲５五銀が当たってくるため微妙な構想でした。
先手は積極的に動き、金銀交換に踏み込んできました。
上図以下
△８七歩▲７九角 △５五角 ▲７七歩
△８六飛▲５六歩 △６六角 ▲６七歩
△８四角▲７六歩 △６五桂 ▲６六銀
△８五飛▲８六歩
上図では△８六飛として△６七銀打をみるのが有力でした。
本譜は△５五角にほれこんでしまいたが、先手に的確に受けられてはっきり不利にしてしまいました。
上図以下
△５七銀 ▲同 銀 △同桂成▲同 金
△８六飛 ▲６八角 △８五飛▲５二銀
△３一玉 ▲８六歩 △６五飛▲７七桂
△１五飛 ▲１六歩 △１四飛▲１五歩
飛車をただ取られては勝ち目がないので△５七銀と駒損の攻めを決行。
以下は飛車の鬼ごっこが続きます。
上図以下
△２四飛 ▲同 飛 △同 歩▲８一飛
△２二玉 ▲８四飛成 △２九飛 ▲５九桂
△２八飛成 ▲６九玉 △４八銀▲５八金
じっくりとした戦いが続いては勝ち目がないとみて、△２四飛と飛車交換にいきました。
▲８一飛が王手角取りですが、△２九飛とこちらも△６九銀をみせて勝負しにいきます。
上図以下
△５七歩 ▲同 角 △同銀成 ▲同 金
△４八角 ▲５八金 △８四角成▲４一銀不成
△３一金 ▲５二金 △５七歩 ▲６八金右
△５七歩に対して▲５七同角と角で応じてきたのは意外でした。
△４八角では△８八歩成が優りましたが、▲５八金としてくれたため△８四角成と竜と素抜くことに成功。
形勢逆転を感じましたが‥
上図以下
△２九飛 ▲２三歩 △１二玉▲３四角
△４一金 ▲３八銀打 △１九飛成 ▲４一金
△３九龍上 ▲２二金
まで127手で先手の勝ち
△２九飛では△７九飛～△８八歩成とすれば寄り筋に入っていました。
本譜は▲２三歩が鋭手でやられたと感じました。
▲３四角では▲３二銀打なら詰めろをほどけずはっきり負けでした。
本譜は△４一金が詰めろ逃れの詰めろになり、今度は勝ちになったと感じていました。
しかし、▲３八銀打に△１九飛成が敗着。
銀打ちが詰めろ逃れになっていると思い込んでいましたが、狙い通り△５九飛成～△３九竜で合駒が飛車しかないため詰んでいました。
二転三転の将棋をものにできず、アーニャ三段の勝ちに。
仕掛けから反省点だらけの将棋でしたので仕方ない結果に思います。
あとはチームの応援にまわります。
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