【19路盤自戦記】岩手の強豪さんにご指南いただきました

今回は、令和5年4月23日に岩手の囲碁強豪の1人であるK谷様にご指導いただいたうえに丁寧に感想戦をしてもらいましたので細かく振り返っていきたいと思います。

本局は棋力差が大きいため、変則ハンデで逆コミ32目!もらっての対局となりました。

黒番:つなよし
白番:K谷様

黒11ではAと打つことも多いのですが、少し足を伸ばしてみたくなりました。

カカリに対しては受けるものと思っていましたが、白12と左下にダイレクト三々に打たれて態度を保留されました。

黒17では25等と両ガカリに打つのも有力。
本譜は白24まで簡明な定石です。

しかし黒25ではAと追及すべきでした。
以下、
白B、黒C、白D、黒E
と進めば互角の形勢です。

本譜は白26の味がよく、少し黒が損なワカレです。

白30のカケに対しては、黒Aを基本的にAIは推奨します。

本譜は手堅い手法。
白36は1つの形ではありますが、白Bも有力なようなので一考の余地があるようです。

黒37ではAと打つべきでしたね。
実戦は堅いところを更に固める手でしたので、局面に合っていませんでした。

黒39では黒Aと白Bの交換を入れてから黒40が有力だったようです。
単に黒40では白Cコスミが気になるのですが、その時に黒Dがぴったりなのが交換の効果のようです。

黒43では46も有力で、このあたりは比較が難しいところ。
白46では47の二段バネも有力でしたが、お相手は考えていたものの見送ったようですね。

白48に対しては黒Aが急務だったようです。
本譜は白52まで穏やかな進行となりました。

白54では59も有力。
この進行は考えていなかったため、ちゃんと勉強しておかなけばなりませんね。

白60~62は定石の1つのようなのですが知りませんでした。黒63ではBと中央を意識する必要があるようです。
この黒Bは要点だと以下の進行でもAIは示していました。

黒65でもBと打つところでしたし、右辺に打つなら黒CとDを主張するのが

黒69は相当ぬるい手で黒75まで相当利かされてしまいました。

黒79では気合いで80とハネるべきでした。
白Aの反撃が気になったのですが、黒B~Cで互角の以上に戦えたようです。
黒Bに白Cの裏切りに打たれることもあるとのことですが、本ケースでは成立しません。

白80とされてははっきり苦しくしました。

黒81はまったく中央を意識していない手で、まだしも83等と上へ上へと打つべきでした。

本譜は中央に大きな地を作られてハンデがなければはっきり負け。
ハンデがなければ黒89で92と勝負するよりないところです。

強豪の方と置き石なしで打つのは非常に勉強になりました。
お相手も勉強になると言ってくださり、また教えてもらいたいと思います。

白92以下略
黒56目+ハンデ32目=88目
白80目
黒8目勝ち

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