【オセロ研究】谷田バッファロー 白14手目の考察

※本サイトでのオセロ研究は序盤を中心に気になった変化を私なりに言語化を図ったものです。
 実績のない者の研究であるため、間違った解釈があるかもしれませんがご了承ください。

テーマ図

上図は「谷田バッファロー」と呼ばれる定石の一変化となります。

上図ではa3が最善とされているのですが、なぜこの手が良いのか考えていきます。

考察

まず、白e3と打った場合、黒はa4が好手。

黒としては辺に連打したいところなので、白はそれを防ぎたいところです。

かといって、「敵の打ちたいところに打て」とばかりに白a4は黒a3と返されていけません。

辺の一方向返しは基本的に与えないほうがいいでしょう。

それではa4と打てないように白c7とc6の黒石を返してどうか?

以下
a6e3d3
が想定された進行。
黒は次にb6の中割りを狙っていますが、白はe2と返すしか防げないのが少し不満です。

それでは最善のa3と返した場合はどうか?

前図と同様の進行になった際、白b6と打つ手があります。
これはb4を白石に返していたからこそ可能な好手となります。

・黒a4の辺の連打を緩和している
・黒a6とされた際に白b6の返しがある
この2点が白14手目でa3が最善である理由と考えます。

タイトルとURLをコピーしました