今回は、令和５年９月９日に岩手囲碁センターで行われたノーマーク杯囲碁大会の参加振り返りをしていきます。
初戦はＩ丸五段との対局。
私の白番になりました。
白18ではＡあるいは単に20が優りました。
白24ではＢもありました。
白38ではＣカケツギが応じるのが優ったようです。
いずれも部分的には経験のある形で、周辺の配石による判断は今後の課題です。
白62ではＤを利かすのが最善だったようです。
実戦でも考えたのですが、手抜き中央の一団を攻められるのを恐れました。
黒69が意外な一手。
対してＥと飲み込みにいきましたが、Ｆと遠巻きに攻めるのがよかったです。
本譜は攻め合いで大きな見損じがあり、負けにしてしまいました。
２戦目はＴ橋初段との４子局。
白21キリは気合い。
ＡＩも推奨してくれていたのは嬉しかったですね。
白25では29もありました。
本譜は黒30がありがたく、白31と更に利かしを入れられたのは大きかったです。
黒34に白35と連打できたのも大きく、これは流れがきているなと感じました。
最後は大石を取って勝ちとなりました。
３戦目はＩ（宏）五段との対局。
私の白番となりました。
黒17は定石ハズレ。
白18で有利を感じました。
白32または34ではＡも考えました。
白38ではＢと右下の白石を安定させるのもありました。
本譜は白の攻めが功を喫し、地合いでリードして勝ち切ることができました。
４戦目はＴ上五段との対局。
私の黒番となりました。
白18オシは初めて打たれましたね。
黒19では29とじっと打つのもあったようです。
黒31からの一連の攻めはＡＩも推奨してくれていますが、黒37ツギはぬるかったかもしれません。
白42も意外な一手。
黒43では46ワリコミも有力でした。
白58からの攻めはありがたく、中央に黒の勢力を築いて勝つことができました。
５戦目はＦ越五段との対局。
私の黒番になりました。
右下の定石は黒29を利かせるのが大きく、少し得したと感じました。
センター五段くらいの方々ですとよく打ってくれるのでよく採用しています。
黒35ではＡも有力。
本譜は39まではワンセットとなります。
白は打ち込みで強襲してきましたが、黒63ツケが厳しく丸取りに成功。
いつもは苦戦する相手ですが、本局は快勝することができました。
初戦こそ負けてしまったものの、その後は４連勝。
次は優勝を狙えるようがんばります。
