脇システム同型の研究ー端歩突き合い型⑲

今回は、58手目△5三銀の変化をみていきます。

①△5三金
②△5三銀

先手は
▲1三香成△同歩▲6五桂
の攻めが有力です。

上図では2つの手が考えられます。

①△6二銀
②△4二銀右

まずは①△6二銀の変化をみていきます。

△6二銀以下
▲6四馬△7三銀打▲同桂成△同銀
▲6三馬△8四香▲2四歩(結果図)


△7三銀打で7三香なら▲6三香が急所の一手となります。

結果図は難解な形勢ながら、
・△2四同歩なら▲2五歩~1七桂
・△2四同銀なら▲4五歩~4四歩~5三馬~7一馬
と迫る順があり、先手にとって分かりやすい展開となっています。


それでは②△4二銀右ならどうか?

△4二銀右以下
▲6四馬△9二飛▲2四歩△同歩
▲2五歩△同歩▲1七桂△2六香(結果図)


▲2四歩で6三馬は△8二飛で千日手調に指されて先手困ります。

この結果図も難解な形勢。

先手は▲6八飛と飛車を逃がすか、▲2七歩△3七銀▲2六歩と取り合いに転じるかの将棋となりそうです。

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