脇システム同型の研究ー端歩突き合い型⑱

今回は、67手目▲1三香成の変化をみていきます。

①▲3五歩
②▲1三香成

▲1三香成は阿久津主税先生が実戦で指した手です。

△1三同歩には▲1四歩が継続手となります。

上図では2つの手が考えられます。

①△1四同歩
②△3三玉

まずは①△1四同歩の変化をみていきます。

△1四同歩以下
▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩
▲3四飛△3三歩▲1四飛△1三歩
▲1七飛△3六馬▲2四歩(結果図)


△1三歩で1三香は、▲3一銀で手になります。

結果図は難解ながら攻めている先手に楽しみの多い展開。

△2四同歩なら、
▲2三歩△同玉▲3九香△1四馬
▲3五桂
が一例となります。

それでは△3三玉ならどうか?

▲1三歩成△8四香▲1四と△4一銀
▲2四と△4三玉(結果図)

結果図は難解は形勢。

先手は▲3四とから飛車成りをみせるのは常に有力。

阿久津先生が実戦で指した▲7七金寄などと守りを固めるのも考えられます。

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