※本サイトでのオセロ研究は序盤を中心に気になった変化を私なりに言語化を図ったものです。
実績のない者の研究であるため、間違った解釈があるかもしれませんがご了承ください。
テーマ図
上図は「マムシ定石」と呼ばれる定石。
「ヘビ定石」の派生変化となります。
ここで白はh3が最善ということなのですが、初見では打てる気がしませんね。
本記事ではなぜこの手が最善かを私なりに考えたいと思います。
考察
白11でh6と打ってはどうか?
以下
f3e3c4g3h3
が最善の進行となります。
互角の範疇ではあるでしょうが、最終h3が感触のいい手となります。
白の最終g3でd6とした場合は、黒h5のツケが好手となります。
それでは今度はh3h2の交換を入れた後に前図と同じ進行に進めたとしましょう。
交換を入れた効果は2つあり、1つは白最終g3の後に黒はh3と打つ手がなくなっています。
もう1つは変化としてあげた黒h5も狙いとしてほぼなくなっているということです。
黒は代わる適当な手がなくどちらの狙いも消されては困っているのです。
上図は白に都合のよすぎる変化ではありますが、白11手目h3の効果が最もよく表れている図といえるでしょう。