今回から囲碁・13路盤の布石を研究していきたいと思います。
13路盤を本格的に研究している方はお見掛けしませんが、あえて書いてみたいと思ったしだいです。
19路と同様に星に打つのが最有力で、双方二連星は頻出する布石となります。
黒5はいわゆる「ダイレクト三々」。
黒9ではスベリやトビも考えられますが、本譜オシが黒11キリをみた強気な応手となります。
白12は盤上この一手。
黒は13~15と打って生き形をとります。
ここで白には2通りの打ち方が考えられますが‥
白16の横ツケは、次に17をみた手。
黒17は「敵の打ちたいところへ打て」の格言に沿った応手となります。
右下を手抜きされたところなので右下に厳しい手がなければ清算がとれないのですが、黒19とノビた形が取られにくい格好で、黒35まで進めば黒攻め合い勝ちとなります。
白16の下ツケには黒21まで上から押さえ込むのが有力。
白24は黒からAとハネ出すのを嫌いましたが、黒25と利かしてから27と手を戻して黒ペースの戦いとなります。
それでは13路でもダイレクト三々が最有力かといいますと、そうではないというのが個人的な見解。
その理由は第2回で。