【第1譜】
第7回は黒5の外カカリに対して白6の大ゲイマ受けの変化をみていきます。
大ゲイマ受けは少数派の手ではありますが、白4とマッチしていて雰囲気のある手となっています。
【第2譜】
黒7では参考図①のように左下に三々に入るのが第一感。
白Aと受けてくれれば黒に分のある戦いなのですが、手抜きで右下三々に入られるのが気になります。
参考図②のように更にカカリに打っても三々入りが嫌ですね。
【参考図①】
【参考図②】
【第3譜】
黒9では参考図③と三々入りも有力。
白◎と連動して白は厚みのある形となりますが、黒11と押しこめて激戦です。
本譜の黒9は違和感のある手ですが、黒11と打った時に白がサバキにくくしています。
【参考図③】
【第4譜】
黒19では参考図④と右下追及するのも有力。
下辺の黒の格好がいいですが、左下は白に守られることになります。
本譜は下辺に左下と両方打つ欲張りな構想となります。
【参考図④】
【第5譜】
黒31で32とハネ出すのは、壮絶な攻め合いとなります(参考図⑤)。
黒41まで進み、白は打ち込んでいた白石を軸にA、B、Cのいずれかからサバキを図ってどうか。
結論として白の大ゲイマ受けは有力ではありますが、黒に選択肢が多い碁となります。
【参考図⑤】