今回は、令和6年1月6日に岩手囲碁センターで行われたエクナ杯囲碁大会の2局目の振り返りをしていきます。
黒番:つなよし
白番:T鉢 五段
第1図
本局のお相手とは2度目の対局。
前回は負けてしまっているので、リベンジマッチとなります。
黒7三々入りは好みの手法。
黒17では即5の石から動き出すべきか悩みましたが、自重しました。
第2図
白20のハサミにも黒21と実利を稼いでいきました。
代えて打つなら参考図黒1と両ガカリが有力でしょうか。
白30までは定石で、こう進むところです。
第3図
黒31はかねてからの狙い。
白の模様を上から抑え込んでいきました。
黒は途中でやめてもよかったようで、黒43で参考図黒1と辛く打つのも有力でした。
第4図
黒47は参考図黒1と逆側にシマリを打つべきでしたね。
白48と打たれてみると、意外と模様がしっかりしていて味が悪いなと感じました。
黒49ではAと打ったかBと打ったか思い出せないのですが、2つ目の参考図のように打つのが優りました。
以下は黒が少しいいかなと思いながら打ち進めていきましたが、最後は相手の時間切れによって勝ちとなりました。