今回は大高目に打ってきた変化をみていきます。
打たれることは稀なのですが、対策はたてておきたいところです。
白としては白2と小目にカカってみたいところ。
黒からはA~Dの4通りの手が考えられるます。
順にみていきましょう。
【変化A】
黒3のツケがまず考えられるところ。
白4のハネに黒5~7は部分的に厳しいのですが、白8とかわし気味に打つのがよさそう。
白10に黒11キリがまた厳しいのですが、白12が利かしになるのは白としては気分のいいところです。
白は白20まで2線ではっていくのは辛いのですが、黒も外の厚みを生かせるか難しいところ。
中央の白3子をどう攻めるか、そう凌ぐかという戦いになりそうです。
【変化B】
黒3カケには白4と連携を乱してから白6と打ちたいところ。
白10は渋い手で、Aは自然なのですが黒に10とツケられるのが気になります。
手数は長いですが、双方2か所生き形を作り、いいワカレです。
【変化C】
黒3のカケには白4のツケから白6とはっていくのが簡明な対策。
黒7でAと打つのは、白に13とふくらまれるて形を乱されます。
黒11は鋭いワリコミですが、白14と受けておさまり形となります。
この後、双方にとってBが大場となります。
【変化D】
黒3の大ゲイマガケには白4~8が簡明策。
黒9までで切り上げてもいいのですが、白10~14キリという盲点になりそうな攻めがあります。
黒21までやるだけやっておいて他へまわるのも考えられ、Aはどちらにとってもあくまで大場となります。