今回は、令和6年1月27日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の2局目の振り返りをしていきます。
黒番:M 三段
白番:つなよし
(2子局)
第1図
黒10がお相手の趣向。
というよりは定石ハズレでしょうか。
ここでは参考図黒1が本手でした。
第2図
ハネツギを利かしてから白15キリが用意の一手。
ここでは以前の私なら参考図白1と軟弱に打っていたので、このあたりは成長ですかね。
第3図
黒16以下は正直研究範囲外でしたが、白17で18と19を見合いにしていけると感じていました。
参考図黒1が少し気になりましたが、白4までシチョウで取れるので問題なしと対局中読みを入れていました。
第4図
黒28と左上と同じ進行に進めてきたのは意外でした。
明らかに白が得した格好だったので、変化してくると思っていました。
黒36とここでやっと変化。
しかしこれには白37ともう一つの狙いを出せばいいだけの話です。
黒38では39とすると思っており、参考図のように進めようと思っていました。
本譜は黒を丸飲みし、大成功です。
第5図
白43~45はそつのない利かし。
AIも評価してくれており、判断は間違っていなかったと安心しました。
白49といいところに石が運び、以下最後まで打ち58目差で大勝しました。