【振り返り】カッパ杯(令和6年1月度)に参加してきましたー4局目F三段戦

今回は、令和6年1月27日に岩手囲碁センターで行われたカッパ杯囲碁大会の4局目の振り返りをしていきます。

黒番:F川 三段
白番:つなよし
(2子局)

第1図

黒10までの進行は辺に石がないため意外。

ここでは参考図のように進めるのが従来定石とされていましたが、個人的にはこれも黒甘いと思っています。
なので、黒4二間高バサミ自体が現代的にはあまりよくないのではとお相手にも話しました。

第2図

白11では参考図白1と辺に打つべきでしたか。
こちらのほうが黒の主張をとがめている感じがしますね。
本譜黒12とされ、左下の進行の顔が立った格好で、さっそく嫌な流れを感じました。

黒18以下はいわゆる置碁定石。
部分的に甘い打ち方ですが、これでも左辺の模様がすごいので辛い進行です。

第3図

白31では参考図白1ツケからさばけないかなと思っていましたが、自信がありませんでしたし実際黒6まで進むとツブレかもしれません。

よって上下から削っていく作戦に切り替えましたが、これは黒の模様が広大で辛すぎです。
しかし、白45のハネが嫌らしい攻めで…

第4図

白47では参考図白1が優りました。
これには白がはっていくのを止めることができず、形勢逆転までいかなくても黒はかなり嫌だったと思います。
実戦では打った直後にこの筋に気付き、声をあげそうになりました。

本譜は部分的に黒が甘い打ち方をしていますが、これでも黒勝率90%をゆうに超えます。
しかし、相手の緩手につけこんでまくれるという謎の自信がこの辺りでは芽生えており、実際5目勝ちにおさめることができました。

本大会は2勝2敗という戦績に終わりました。
今年初の負け越しこそなりませんでしたが、時間の使い方やヨミの甘さ等と課題が多く浮き彫りになりました。
1つ1つ修正し、次の大会に臨みたいと思います。

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